国際市場は国際市場国際市場は

人と人を、
釜山と世界をつなぐ 国際市場
Busan 釜山を代表する市場
釜山を代表する市場

1工区から6工区、12棟、24空間

国際市場は大きく6つの区域に分かれているが、これを「工区」と呼んでいる。つまり「1工区」「2工区」となるわけだ。また工区は韓国語で「工具」と同音で、いろいろな工具を売っている、ないものはないという意味も込められている。
各工区はA・B棟に分かれ、それぞれが2階建て商店街の形となっており、6工区まである。全部で12棟、上下階合わせて24の「空間」からなっている。国際市場の24の空間を隅々まで回ってみよう。迷路に入ったかのような、ほかにはない独特の面白さが感じられること請け合いだ。

渡り廊下のある国際市場

迷路のような国際市場。初めて来る人はしばしば方向感覚を失う。そんなときは、2階の渡り廊下に出て今いる場所がどこか確認しよう。12の棟を密に結ぶ渡り廊下。そこから見下ろす市場の風景は、国際市場の隠れたビューポイントだ。

1区・シルバー街

国際市場を代表する食べ物の筋、シルバー街。
夕暮れ時、1区の路地に入ると要所要所に簡易椅子と机が置かれ、1杯引っかける人が見える。ここは知る人ぞ知る国際市場の秘密アジト。シルバー街にちょっと立ち寄ってひとときを過ごそう。一杯の酒にたくさんついてくる付き出しからは、シルバー街ならではの人情が垣間見える。

609 青年モール
609청년몰의 전경

国際市場でまばゆいばかりに輝く。

国際市場6区は、夜になると一層輝きを増す。照明器具店が集まる一角。洗練されたLED照明からモダンかつスマートな照明まで、それこそ、ないものはない照明の街だ。
近くの道路沿いで販売するアクセサリーやファッション雑貨は独特のセンスと愛情が感じられる商品を取りそろえ、6区を一層輝かせる。

国際市場には絹織物と韓服

とみに評価が高まっている韓国の伝統衣装。国際市場でもその美を見ることができる。一本一本丁寧に縫った、繊細な模様とこざっぱりした色。どんな花とも比べられない韓服は、私たちをより一層引き立たせる。国際市場5、6区の2階では韓服一筋の商人もいるのだが、国際市場を華麗に彩ってきたその現場がここだ。自分自身で生地を選び、好きな韓服を注文してみよう。結納品、宮中韓服、改良韓服まで、好みに合った韓服がリーズナブルに作れる。

映画「国際市場で逢いましょう」の舞台となった店「コップニネ」

映画「国際市場で逢いましょう」を見て訪れた人々が「コップニネ」の前で次々に記念ショットを撮る。しかし、車と人が行き交う周辺店舗にとって少し邪魔になる可能性があるが、こういうときはコップニネの前で足元を見よう。どこに立って写真を撮ればいいか一目で分かる。お互いに守るべき配慮、それがフォトゾーンラインだ。

国際市場で宝探し

40年前の眼鏡。手製の箸、色とりどりの韓服、インテリア小物、伝統漆器工芸品など国際市場にはあちこちに魅力的な商品があふれている。それともう一つ、このすべてを抱える国際市場の路地。歳月の痕跡をしっかりと残す各路地は、国際市場で見逃してはならないもう一つの貴重な宝物だ。これからも続く国際市場の物語に出会いたいものだ。